コピー機買うならどれがいい?OA機器営業マンが明かすコピー機の賢い買い方

コピー、プリント、FAX、スキャナ、これらが1台でできるのが複合機ですが、別名というか慣れ親しんだ呼び方はコピー機ですよね。

コピー機ですが、購入したいと思ったとき、買い替えたいと思ったとき、何を判断基準にしていますか?

価格?ランニングコスト?性能?見た目?メーカー?

パンツライン杉田はOA機器の営業を10年やってきました。実際の商談場面では贔屓にしているメーカーを推しますがぶっちゃけどのメーカーでも機能は似たか寄ったかのどんぐりの背比べ状態。商談場面では言えない本音をここにぶちまけたいと思います。

これから購入や入替えを検討している方の手助けになればとおもいます。

コピーの選定基準はなんですか?

やっぱり金額ですよね。予算内で買えるかどうか。

ここで大事なのは本体金額だけクローズアップしてはいけないってことです。

コピー機は1枚いくらのカウンター料金事業で成り立っています。業界的に言うと「ストックビジネス」です。

カウンター料金は安ければイイってもんじゃありません

従量課金的な仕組みで使った分だけ請求する仕組みです。このカウンター料金の内訳はトナー代、修理に係る保守費用(部品代)、サービスマンの人件費です。

カウンター料金が極端に安い場合、サービスマンの人件費が削られているので十分なサービスが受けられない可能性があります。

十分なサービスとはコピー機が故障したときの修理対応です。

もしもコピー機が壊れたとき、コピー、プリンタ、FAX、スキャナができなくなってしまいます。一刻も早くFAXしたいのに使えない。この使えない時間をダウンタイムと言いますが、安いカウンター料金はこのダウンタイムの時間が長いと考えたほうがいいです。

修理依頼をしても安いカウンター料金の場合、サービスマンの人件費が削られているのでサービスマン自体の人員が少なくすぐに対応してもらうことができません。

コピー機が壊れた→修理手配→サービスマンが少ない→修理が重なって動けない→訪問できない→明日に回される→コピー機が使えず仕事にならない

こんな感じです。

よくFAXやDMでカウンター料金が極端に安いチラシが入ってくることがありますが、安いからといって飛びつくと後々後悔することになりますのでご注意ください。

 

安かろう悪かろうのコピー機

先に述べたカウンター料金だけではなく本体も安い場合には注意してください。

まず本体が新品の場合、通常の相場は定価の30~50%引きです。あくまで相場です。

よくあるのは本体総額は書かず「月額X,XXX円で使えます!」とうたっているチラシです。

コピー機はリースにした場合5年です。機械自体の寿命もだいたい5年です。5年すぎると故障頻度が高くなるので5年毎に買い替えをオススメしています。

しかし、月額X,XXX円ととても安く書かれているチラシは7年や8年のリース契約になっています。

これが何を意味するかというと、カウンター料金が安くて本体の月額も安くて魅力的だから契約してしまうと、カウンター料金が安いせいで修理対応が悪くなかなか修理に来てくれない→業務が止まる→取引先に迷惑がかかる→入替えたい→まだ2年しか払っていないため残リース料がたくさん残っていて解約できない!!という負のスパイラルに陥ります。

こういうお客さんをたくさん見てきました。正直、こちらの言うことも聞かず後になってこちらに泣きついてきてもバカだなぁとしか思えません。

経営者としても担当部署の課長さんでも部長さんでもこういう人はここまでの人なんだなと以降の付き合い方も変わってしまいます。

それはさておき、安すぎないコピー機本体の金額を購入するからにはしっかりと見定める力を身につけてください。

リース、買い取り、レンタル 支払いは何がベストか

単刀直入に言いますが、答えはリースです。

まずリースの利点は経費で計上できることです。また月額が決まっているので事務処理がラクになります。また5年経過したときは月額+αで年額払いになります。これ以外にメリットはありません。

買い取りは自社資産になりますから減価償却しなければならないので事務処理が面倒です。言わずもがなです。

レンタルですが、レンタルの機械は3~5年落ちの古いコピー機が多いので故障が比較的多めです。それを承知で安物買いのなんたらかんたらをするなら構いませんが、使い勝手が悪くレンタル契約を辞めようとしても1年更新や複数年更新で契約しているため途中解約ができません。

コピー機を買うときはちゃんとした専門知識のある業者に頼むのが無難

得体の知れない安さだけが売りのDM業者より、ネットでちゃんと説明しているサイトのほうが安心できます。もちろん地元のOA機器業者でも構いません。

ただ営業の人件費がかかっている分OA機器業者は割高です。

だからコピー機はネットで買う時代なんです。

業務用コピー機を使い方・設置スペースに合わせて御提案・お見積り! ←こんなサイトもあります。

内容見てみましたが、色んな事を詳しく丁寧に書いているのでコピー機を熟知した方がいらっしゃるんだと思います。

こういう場合は自分でコピー機を選定するのではなく、このサイトの担当者に聞いたほうがいいです。

聞く前に準備すること

  • コピー、ファクス、プリンタ、スキャナそれぞれの月の使用枚数
  • 予算(本体のリース金額、カウンター料金)
  • 使用する用紙サイズ(A4、A3、Bサイズはいるかどうか、特殊な紙を使っているかどうか)
  • 困っている業務

このくらい準備しておけば、問い合わせ先の方も助かるしびっくりすると思います。
※びっくりさせれば吹っ掛けれれずに適正売価で商談できます。

業務用コピー機・複合機のお問い合わせはこちら ここはほんとにオススメです。

ぜひ見てみてください。

まとめ

売る側は1台あたりの単価が高いのであの手この手で商売してきます。

それを把握して上手くかわしながら自分の土俵に呼び込みましょう。

決して相手のペースに乗らないように。

今月ご契約で◯◯します!なんて言葉に惑わされないでください。

もしかしたら来月のほうが色んな特典付けてくれるかもしれませんし笑